日刊ゲンダイ2007年11月2日の胃腸110番より
日刊ゲンダイ2007年11月2日の胃腸110番には、
歯を磨くときに「オエッ」となる現象について、専門家の解説がありました。
いったいどのようなことが原因なのでしょうか？
嘔吐反射とは、舌の奥に指など異物を入れたときに吐き気を催すしくみのことです。
歯磨き（ブラッシング）に力が入り、勢いあまってのどの奥にブラシが滑ったときのほか、
ブラシがそれほど奥に達していなくとも嘔吐反射が起こる人もいるそうです。（反射の強い人）
この嘔吐反射は、ヘビースモーカーの人に多く見られ、
禁煙をきっかけに症状が治まった人も少なくないということです。
私の場合も禁煙前は嘔吐反射がありましたが、
禁煙後今に至るまで、ほとんど「オエッ」となることはなくなりました。
なるほどそういうことだったのか・・・
歯磨き中の吐き気の多くの者は嘔吐反射が原因なのですが、
少数ながらもまれに病気の可能性もあるということです。
肝臓が悪い人・・・特に慢性肝炎や肝硬変の人は注意が必要です。
歯磨き中の吐き気がある人で、健康診断で肝機能の異常を指摘された時は、
改めて肝機能検査を受けてみるとよい・・・とのこと。
ネットで検索しつつ「嘔吐反射もあなどれない・・・」と感じたのは、
嘔吐反射のために歯医者に行くことが恐怖になることがあるということです。
中には、歯医者に嘔吐反射のことを理解してもらえず、
治療の途中で怒られた・・・なんていうものもあり、こうなるともう深刻です。
顔見知りの歯医者ならまだしも、出張などではじめての歯医者に行かなければならないときには、
ネットで「嘔吐反射」と検索して、そのことに理解のある歯医者に行こうと心に決めました。
歯が痛い上に怒られる・・・気が滅入りそうです！