マウスピースで歯を漂白する方法について、新聞記事の事例を参考にするページです。
読売新聞夕刊2008年2月22日「医療 ホワイトニング」では、
歯科医師の指導の元、自宅で行うマウスピースを使用した歯のホワイトニングについて、
40歳代男性の体験事例が掲載されていました。
具体的にどのようにホワイトニングしていくものなのか、興味のあるところです!
新聞に掲載されていたホワイトニングの体験事例は、
東京都中目黒の近藤歯科(http://www.superwhitening.com/)という歯科医院でのもの。
※近藤歯科HP内、白い歯願望の旅:http://www.superwhitening.com/tabi.htmlでは、
ホワイトニングで使用する器具(http://www.superwhitening.com/tabi/tabi_03.html)や、
ホワイトニング実施前後の歯の写真の比較(http://www.superwhitening.com/tabi/tabi_01.html)
などの画像もあります。
ホワイトニング体験者は40歳代の男性Aさん。
小学3年生のころから歯が黄ばみ始め、
友人にからかわれることから大人になっても劣等感を抱き、
人とあまり合わなくてすむ仕事(翻訳業)を選びました。
Aさんは、変色が始まった当時、一生懸命歯を磨いたのだが効果はなし。
大人になり、歯を削りセラミックを貼り付ける方法や、
人口の差し歯にして歯を白くする方法を知るものの、
高額な費用が掛かることや歯を傷つけることへの抵抗感からそれらの方法は行いませんでした。
そして、10年前。
近藤歯科で「ホワイトニング」を受けたのです。
その手法は、
1.歯の型をとり「トレー」と呼ばれるマウスピースを作る。
2.そこにチューブから薬剤を入れ、自宅ではめておく。
というもの。
その効果は、
「毎日3~4時間トレーをつけて、
1週間過ぎるとうそのように白くなったので驚きました。」
それから数年後、やや黄ばんできたが、
再度やってみると、再び歯が白くなりました。
近藤歯科の近藤隆一先生の話として、
『薬剤の主成分は過酸化尿素で、漂白作用がある。
薬剤の濃度により、トレーの装着時間は1日30分から8時間まで決められている。
週2,3度は装着し、効果を実感するには3~4週間は必要。
「1日30分の人から一晩つける人まで、
その人の希望に合わせて薬剤を選びます。
装着時間が短い人には、高濃度の薬剤を使いますが、
一般に、薄めの薬剤を使って時間をかける方が良い結果が出ます。」』
※過酸化尿素・・・漂白の薬剤。過酸化物に含まれる酸素が漂白作用を示す。
活性酸素が発生し、体に悪い影響を与えるという一部の指摘もあるが、具体的な報告はない。
歯の変色には、外因と内因のものがあり、
【外因】
・食品・飲食物(赤ワイン、コーヒー、紅茶、コーラ、ウーロン茶)
・タバコ
【内因】
・加齢
・テトラサイクリン変色(テトラサイクリン変色歯(All About))
・フッ素接種過多による沈着
・遺伝的な要因による強い黄ばみ
・エナメル質、象牙質の形成不全症
・全身疾患
・歯の金属修復物による着色
・外傷
※赤字はホワイトニングできないもの
ホワイトニングを希望するのは若い女性が多いものの、
最近では「笑顔を明るくしたい」ということから、
加齢に伴う歯の黄ばみを気にして訪れる団塊世代の女性も増えているとのこと。
また、ホワイトニングをしてはいけない人として、
妊娠中の人、授乳中の人、薬剤へのアレルギーの人があげられています。
ホワイトニングは健康保険がきかないので自費診療扱いとなり、
5万円以上掛かるところが多いということです。
歯科医院で、強力な漂白作用を持つ高濃度の過酸化水素を使い、
短時間で白くする方法もあるが、近藤先生は、
『変色が強い場合は、自宅でのホワイトニングを併用したほうが効果的』
といいます。
そして、日本歯科審美学会長の東京医科歯科大学教授田上順次先生によれば、
『自宅でトレーをつけるのは大変と思われるかもしれませんが、
おしゃべりはできるし、日常生活に支障はなく、歯が痛むことはありません。』
ホワイトニングで使用する薬剤により、
歯にキーンとしみるような痛み(知覚過敏)を生じることがあるが、
これは、やめれば治まるとのこと。
ホワイトニングの方法>知覚過敏(All About)
によれば、
『~このしみは歯に対して害はなく一過性のものですのでホワイトニングが終わればほとんどのしみはなくなります。
もし知覚過敏が起こった場合には知覚過敏用の歯磨きやフッ素配合の歯磨きを使用することでおさまります。(引用)』
最後にAさん。
歯磨き熱心で、虫歯は一つもないだけに、
「歯を削って傷つけなくても、白くできる方法と出会えて良かった」
とのこと。
試してみます!?