夕刊フジ2008年4月15日「元気になろう」より。
夕刊フジ2008年4月15日「元気になろう」によれば、
歯周病と全身の病気、並びにメタボリックと歯周病には密接な関係があるということです。
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歯周病(お役立ちリンク案内)
歯周病菌の主犯とされるグラム陰性菌などの毒素は、
歯肉から血管内に進入し、血管内で炎症を引き起こし血栓を形成します。
それが動脈硬化の原因となり、心筋梗塞などの心臓病、
脳血栓などの血管病へと発展させる要因となるわけです。
日本臨床歯周病学会によると、
重い歯周病があるときの心臓病に係るリスクは2倍になるということ・・・怖いですね。
さらに、歯周病とメタボリックの関係は・・・
肥満の人とヤセの人との比較では、
肥満があると歯周病になる危険が3~4倍になることがわかってきました。
どういうことかというと、
腹部にたまった内臓脂肪の脂肪細胞から炎症性のサイトカイン(たんぱく質の一種)
というものが分泌され、それが巡り巡って歯周組織へ運ばれて悪さをする・・・
サイトカインが歯茎や歯そのものに刺激を加え、歯周病を発症させているということです。
歯周病の予防・・・何よりも歯間の汚れの除去が大切ですが、
その除去率については、用いる手段によって次のような違いがあります。
(サンスターによる)
また、歯肉炎の改善効果はブラッシングのみでは約25%なのに対し、
歯間ブラシとの併用ならば約2倍の効果があるということです。