日刊ゲンダイ2008年6月18日号「くすりの悩みに答えます」より
日刊ゲンダイ2008年6月18日号「くすりの悩みに答えます」
『洗口剤は毎食後に使うべきか？』
には、洗口剤についての薬剤師さんの解説がありました。
書かれた内容から要点だけをお届けします。
※関連ページ
洗口液（洗口剤）（お役立ちリンク案内）
一般的に洗口剤は毎食後の歯磨き後に使用するとよく、
特に就寝前の使用がおすすめ。
これは、就寝中は唾液の分泌が減り、口内の細菌は増殖しやすくなるためで、
殺菌作用を含む洗口剤を使用することで、口内の細菌を減らすことができるのです。
口中は湿っていて温度も36度前後。
酸素や栄養分も補給されることから、細菌の発育しやすい環境となっています。
そのため、一番は食後の歯磨きで食べかすや細菌をブラシでかき出すことが必要で、
洗口剤はあくまで補助として使用すべきものということです。
洗口剤にはアルコールを含むものがあり、
口の中を乾燥させたり刺激で炎症を起こしたりすることがあるので使いすぎには注意が必要です。
実際の例として、唾液分泌抑制作用のある薬を服用している人がアルコールを含む洗口剤を使用していて口の中に炎症を生じた・・・という例が紹介されていましたが、 そのような病気や薬の影響で唾液が出にくい場合には、アルコールを含まないドライマウス用の商品を選択すべきだということです。