歯のどこを磨くか

日経新聞 健康生活NIKKEI PLUS1 2009年12月12日ヘルスこの一手「歯のどこを磨くか」より。

歯磨き.jp

歯のどこを磨くか?

日経新聞 健康生活NIKKEI PLUS1 2009年12月12日ヘルスこの一手「歯のどこを磨くか」では、
歯の汚れが付きやすいポイントや、正しい歯の磨き方が紹介されていました。

内容は驚くようなものではありませんが、
歯科医院で歯の磨き方のレクチャーを受けたことがない人など、
自己流で歯を磨いている人にとっては参考になると思われます。

歯のどの部分に汚れが付きやすい?

歯のどの部分に汚れが付きやすいのか・・・
すなわち、どの部分を重点的に歯を磨けばよいのでしょう。
記事では次の3箇所を指摘しています。

虫歯になりやすいこの3箇所について、
汚れ・歯垢を残さぬように注意して歯を磨きます。

いつ歯を磨くのが良いか?

歯磨きのタイミングについては、
「細菌は食物の残りかすを分解してネバネバした物質を作り、汚れの付着を増やして歯垢を形成していく。 歯垢の細菌が食物の残りの糖分などを分解して酸をつくり、歯を溶かして虫歯を生じさせる。 だから食後の後の汚れが歯に付着しているのは良くない。毎食後と寝る前に歯磨きができれば理想的(以下略)」
としています。

個人的にも歯科医院で同じように指導され、食後はできる限り時間を置かずに歯磨きをするようにしています。
そして、効果のほどはわかりませんが、驚きの『だ液』パワーにも書いたように、
だ液には歯を修復させる効果があることから、歯磨き後にだ液でクチュクチュっとしています。
そんなことをしなくても、自然と「だ液」は分泌されているのだとは思うのですが・・・プラスアルファとして。

歯の磨き方

歯の磨き方については次のように指摘しています。
「力をこめてゴシゴシ磨くのではなく、毛先が歯や歯茎にうまく当たりようにして、
細かく振動させる感じで動かすのが効果的とされている。
誤った方法でなければ、よほど強く磨かない限り歯が削れたり、歯肉を傷つけたりする心配はないと思う。」

これも歯科医院で教わった通りの情報なのですが、
教わる前は「タテタテヨコヨコ」とゴシゴシ磨きをしていたせい?なのか、頻繁に歯肉を痛め虫歯にもなっていました。
確か学校でもそのような磨き方を教えていたような記憶が・・・
特に年配の方がゴシゴシ磨きをしている印象があるのですが、気のせいでしょうか。

歯ブラシの毛先の硬さは?

歯ブラシの毛先の硬さには一長一短があります。
「歯ブラシは毛先が硬めだと汚れを落とす効果が高い一方、細かいすき間の清掃には向かない。
逆に毛先が柔らかいものはすき間を磨きやすいが、清掃性に劣ることを知っていただきたい。」

いろいろな歯ブラシを試した結果、歯医者さんの言う通りのきめ細かい歯磨きには、
毛先が硬い歯ブラシは不向きであるという結論に到りました。(私見)
これは、先が細いタイプの歯ブラシも同様で、隅々まで毛先を行き渡らそうとすると、
力を入れて押し付けなければならず、歯肉を痛めることになってしまうからです。
向いているのは、先が細い歯ブラシで、毛先の硬さは「普通」です。
関連:歯ブラシ勝手批評(買った歯ブラシの使用感など、思うままに批評しています。)

また、記事には「歯並びに凹凸、かみ合わせの悪さがある場合には小さい歯ブラシが便利」
「すき間に食べかすが挟まる場合には糸ようじ(デンタルフロス)や歯間ブラシが有用」
とのアドバイスもありました。

実際に、私も歯医者で教わって初めてデンタルフロスを使うようになったのですが、
歯と歯の間の歯垢の一部分について、今まで取り切れなかった汚れを取ることができました。
口腔内グッズは年配の人のモノと思われるかもしれませんが、
むしろ若い人の方が歯と歯のすき間が狭いだけに要注意です。