日刊ゲンダイ2007年11月14日号サラリーマン新健康ワイドより
日刊ゲンダイ2007年11月14日号サラリーマン新健康ワイドには、
テレビCM等でよく耳にする「酸蝕歯(さんしょくし)」と「トラネキサム酸」について取り上げられていました。
日刊ゲンダイの情報とその他の情報を交えて情報を整理します。
酸蝕歯(さんしょくし)とは、
「酸が歯の表面のエナメル質に作用して、歯が白濁したり、エナメル質を失って欠損が生じた状態。」
のことをいいます。
これにより、歯が薄く弱くなってしまい、熱い飲み物、もしくは冷たい飲み物を飲んだ時に、
知覚過敏の症状が出てくることになるということです。
※関連ページ
酸蝕歯(さんしょくし)(お役立ちリンク案内)
酸は食べ物・飲み物いろいろなものに含まれています。
ドレッシング、酢、果物、ジュース、スポーツドリンク、ワイン・・・
これらですぐに酸蝕歯になるわけではないのですが、注意したい人は、
『酸性の強い食品を頻繁に取り、歯磨き(ブラッシング)を熱心にしない人』。
たとえば酢を積極的に飲むことを習慣とする人は、
酢を飲んだ後の歯磨きやうがいをして酸を洗い流すようにした方がいいということです。
※ただし、酸性の強いものを摂取したすぐ後には、歯の表面がやわらかくなっており、
歯磨きにより歯が磨り減りやすい・・・との別の情報もありました。
よって、水やお茶で口の中を中和させ、1時間以上経ってから歯を磨いたほうがいいとのことです。
酸蝕歯になると、次のような症状が出ます。
ただ、症状が見た目ではわかりにくく、酸蝕歯の進行に対しては元に戻すことはできないということです。
(溶けた部分を修復する治療を行なう)
酸蝕歯にならないための予防には、次のようなものがあります。
酸蝕歯といえば、CMで放映されている、
「シュミテクトPROエナメル」(発売元:グラクソ・スミスクライン)
サイトには酸蝕歯、知覚過敏に関する詳しい情報が掲載されています。
1981年日本歯周病学会誌に、トラネキサム酸が歯周病に効果があることが発表されました。
トラネキサム酸の有効性を立証して学会発表した「ライオン」によると、
242人を対象に、トラネキサム酸が配合された歯磨き剤で1日2回、8週間磨いてもらったところ、
次の症状に効果があったということです。
具体的な減少率は、
(比較のため)トラネキサム酸が配合されていない歯磨き剤で歯を磨いた人の減少率は、
このように、明らかな違いが見られました。
トラネキサム酸配合の商品の一例として、
歯磨き剤「ハイテクトS」(ライオン)
洗口液「GUM ナイトケア」(サンスター)
などがあります。