歯と口をきれいに「口臭原因二つに大別」

読売新聞2008年4月11日朝刊 健康プラスより。

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歯と口をきれいに「口臭原因二つに大別」

読売新聞2008年4月11日朝刊 健康プラス「歯と口をきれいに~口臭原因二つに大別~」によれば、
口臭の原因は、にんにくや飲食物やたばこなどの嗜好品による匂いを除けば、大きく別けて
生理的なものと病的なものに別れるということです。

※関連ページ
症状別サプリ活用ガイド「口臭」
口臭(お役立ちリンク案内)

生理的な口臭とは?

生理的な口臭は誰にでもあるもので、だ液分泌が減少する起床時や空腹時に強くなります。
(だ液が減ると口の中の最近が増殖するため)
※別の情報では、ドライマウスの方の2%に口臭の症状があったということで、
関連性がありそうです。気になる口の乾燥「ドライマウス」(ドライマウス受診者の訴えのところ)

起床時や空腹によるだ液量減少による口臭の場合、食事によりだ液分泌量が増え、自然と口臭が弱くなります。
もちろん、歯磨きが効果的なことは言うまでもありません。

最後に生理的な口臭として、「ストレス時の緊張」もだ液量が減少を招き、口臭が強くなることもあります。

病的な口臭とは?

病的な口臭とは、歯周病や進行した虫歯、および鼻のどの病気を原因とする口臭のことです。
胃については・・・

『口臭の原因は胃だと思う人もいるが、
食道と胃の境界である噴門部は、
飲食物が通過する時以外は括約筋で閉じられているので、
げっぷでもしない限り、胃の空気が口に出ることはほとんどない(引用)』

舌苔(ぜったい)による口臭

舌の苔(こけ)と書いて舌苔。
これも口臭の大きな原因になります。

その正体は『新陳代謝ではがれた粘膜上皮などがたまったもの』で、
細菌によって「硫黄ガス」に分解されます。

舌苔の取り除き方は、やわらかい歯ブラシや専用舌ブラシを使い、
1日1回、起床直後に舌を出して水にぬらしただけのブラシで磨く。
ただし、舌苔も付いていないのに磨く必要はないですし、
磨くにしても力を強く加えないというような注意も必要とのこと。
(私は歯磨きの後、舌の上を歯ブラシでササッと数回なぞって舌苔を落としています。)

口臭と歯医者

「口臭は病院では何科になるの?」と思いつつネットで「口臭治療」と検索してみると、
案外多くの歯科医で口臭治療を行なっていることがわかりました。
なお、大学病院など専用の測定機器での診断が可能なところもありますが、
残念ながら健康保険は適用外です。